校長あいさつ

平成24年度の南小学校運営にあたって

 南小学校の校長に着任して本年度で3年目を迎えることになりました。

 この間には、平成23年3月11日(金)に起こった東日本大震災があり、福島第一原子力発電所の事故による放射線問題は現在も続いています。

 平成18年12月に改正された教育基本法の教育の目的及び理念を確認すると、以下のような内容となっています。

第一条  教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な 国民の育成を期して行われなければならない。 
第二条  教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
 幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。
 個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。
 正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。
 生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。
 伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

 人間は、平和で安定した社会を望み、そのために努力を重ねてきました。しかし、現在の日本は、少子高齢化の進むなか、国際競争力の低下した経済力、そして、地震・津波という自然災害に端を発した人災とも言われる原発問題など、将来の生活に対する不安感が社会を覆っていると感じているのは、私だけではないでしょう。

 一方で、歴史をふり返ってみれば、江戸幕府の終焉と明治維新、第二次世界大戦敗戦等の困難な逆境にあるときほど、人は強く生きようとする力を発揮できる性質をもっているように思います。過ぎてしまったことは、やり直すことができませんが、今とこれからのことについては、自分たちの努力で道を切り開くことができます。教育基本法の目的や目標の文言をあらためて読み返してみると、子どもたちこそが、未来の日本を担う存在であり、希望を託すことのできる存在であることに気づきます。それぞれの学校で行われている教育活動の集積が、よりよい日本の未来へつながっていることを自覚しながら、南小学校運営を考えていこうと思います。

 南小学校の本年度の組織目標は、人とのコミュニケーションの基本となるあいさつを大切にした「元気なあいさつ!みなみっ子」、何事にも前向きに挑戦し、向上しようとする人づくりを意識した「チャレンジ!みなみっ子」というキーワードをもとに、一人一人の児童のよさを伸ばす教育実践を重ねてまいります。南小学校全職員のチーム力を集めつつ,保護者、地域の皆様との連携を大切にし、3年目の学校運営をしっかりと進めていきたいと考えていますので、ご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。

平成24年4月16日
笠間南小学校長  古市 敏夫

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