岩間の地域紹介

十二支のいわれ

十二支のいわれむかしお釈迦様が動物たちと人間が仲よく住めるようにと考えられて動物たちに
「正月元日に私の所へ年始に来るように」
と命じました。お釈迦様は心の中で
「動物たちが年始にきた順にそれぞれの年を代表させて人間の生まれ年にしてやろうそうすればこれからさきもきっと仲よくできるだろう」
と思っていました。
遊び歩いていてうっかり年始に行く日を聞きそこなったねこはねずみに聞きました。
「おしゃかさまの所へ年始に行くのはいつだっけ」
「年始には二日にこいといったよ」
とうそを言ったのでねこは年始にまにあいませんでした。
牛は自分はのろまだからといって一日早く出掛けました。ねずみは要領よく牛の背中に飛びのって荷物の中にかくれてのんびり旅をしてお釈迦様のやしきの門まで行って門の開くのを待ちました。
門が開きました。牛は誰もまわりにいないので自分が一番だと思って喜んで中に入りました。とたんに牛の背中からぴょんと飛びおりたねずみは牛より先にお釈迦様の前へ行って新年のあいさつをしてしまいました。
ついで牛.虎.兎.竜.蛇.馬.羊.猿.鶏.犬.猪の順にあいさつをしましたのでそれが子(ね)年丑(うし)年寅(とら)年卯(う)年辰(たつ)年……というように十二支の順序となり遅れたねこはこの中に入れませんでした。
この年始の三番目は犬と虎が同時に駆け込んできましたが互に先を争ってけんかとなり虎が犬をけ倒して大威張りでお釈迦様にあいさつをして三番となりました。倒れて道に転がってしまった犬はだいぶ遅れてやっと間に合うことが出来ました。それから犬は虎を大変おそれるようになりました。
だまされて十二支の仲間入りが出来なかったねこはねずみを見ると追いまわし喰い殺すようになりました。

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