友中資料室
今も体感できる友部駅の「扇線」
今も残る「扇線」の名残をたずねて
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JR友部駅所蔵写真 「友部町史」から |
1947(S22)国土地理院発行 1:25,000地形図 |
昔の友部駅には「扇線」という三角形の線路がありました。これは一般的に「デルタ線」と呼ばれるもので、機関車の向きを変えるために使われました。機関車の向きを変える方法として「転車台」がありますが、これはコストが高く、広いスペースがある場合にはデルタ線がつくられたようです。友部駅がつくられた場所は、狐や狸の住む「原野」であった(友部町史)ということですから、いくらでも土地はあったのでしょう。 実はこの扇線、もちろん今は存在しないのですが、その痕跡はうかがうことができます。まず、地図検索アプリで画像を見ると、この形を感じられます。そして実際に行ってみると、北側線路沿いの駐車場から北口ロータリーに抜ける通路が扇線の「左辺」の跡であることがわかります。「右辺」の方はJTの工場敷地内で見えませんが、地図検索アプリで見る限り、芝生と土の境目が斜めになっており、ちょうど扇線の右辺と重なるように見えます。 友部駅については、「地域のリンク」の「笠間の歴史探訪vol.54 友部駅昔ものがたり」を御覧ください。 |
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北口ロータリー側から線路沿い駐車場方面(扇線の頂点から小山方面側)を見る |
線路沿い駐車場側から北口ロータリー方面を見る |
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