友中資料室
友部中の敷地を道路が通っていた!
友部中周辺のいちばん古い道路は…?
江戸時代からある?
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1889(明治22)年 鉄道開通より前 1:25,000地形図 |
2009(H21)年国土地理院発行 1:25,000地形図 |
明治前半の地形図をながめていると、現在友部中学校がある場所を道路が横切っているのがわかります。現在の体育館のあたりから1本、サッカー場のあたりから斜めに1本道が入り、友部中敷地内で交わり西駐車場のあたりに抜けています。明治の地形図で青で示した道です(緑枠で囲んだのが友部中敷地)。どうでしょう、この青い道、友部中の敷地以外では、現在でもほとんどそのまま残っているのがわかるでしょうか。 気になるのは道ができた順番です。定かではありませんが、明治の地形図の赤い道路、いかにも青い道路より後につくられた太くて新しい道路のように見えませんか?そうなると、青い道路は明治時代前半の時点でかなり歴史のある道ということになり、あくまで推測ですが、江戸時代から使われていた道路と考えられるのではないでしょうか。 古くからある道路は細く曲がりくねっていて、新しい道路ほど太くまっすぐに近い、という傾向は、他のいろいろなところに見られるかもしれません。身の回りの道路のうち、明治時代前半(ということはおそらく江戸時代)からある古い道はどれか、探してみるのも面白いでしょう。 なお、友部中の南側を斜めに通っている道は、大田町につながる重要な道で、明治前半にはなかなかの太さでした。しかし、今はもっとも細い部類の道になっており、逆に友部中から宍戸方面に下る宍戸坂のほうがメインになっています。完全に主役が交代していますが、理由はおわかりですね? |
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友部中東側の道路にぶつかるこの2本の道路は、その昔友部中の敷地内で1本に合わさり大田町に向かっていた。 細い道こそ江戸時代からあった道かもしれない。 |
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