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友中資料室

鉄道で分断された道シリーズ(1)

この道って? 明治の地図を眺めると・・・

国土地理院発行1:25,000地形図(2009年)より   2009駅周辺

 この矢印が指している道、意識して見たことありますか? 現在は下の写真のようになっています。

南友部道2

踏切側から

友中周辺道路3

逆側から

 明治の鉄道開通前の地形図を見ていると、いろいろな発見があります。

明治22(1889)年以前 1:25,000地形図

明治

 おわかりでしょうか? 現在鉄道が通っているところを青で表してみました。鉄道が通る前は、このように道が通っていました。赤でなぞった道に注目してください。

 そして現在は・・・

国土地理院発行 1:25,000地形図(2009年)

2009地形図

 鉄道開通によって駅ができ、駅前が整備され、ほぼまっすぐだった赤い道が分断され、南友部踏切の北側にその切れ端が残ったのではないでしょうか。鉄道と平行な道路を作ったために、明治時代に真っ直ぐだった赤い線の道は、今は東平二丁目のところでカクンと曲がっています。この曲がり部分に立ってみて、まっすぐだった明治前半のようすを想像するのもおもしろいです。

 友部周辺には、このように線路で分断された道がたくさんあります。日本全国にも無数にあると思われます。鉄道が通ると、それまでの生活が大きく変わったことでしょう。初めて線路が敷かれた当時の、人々の反応、受け止め方はどうだったのだろうと想像が膨らみます。「なんだ、あんな遠くの『踏切』なんてところまで行かないと、◯◯さんちに行けないのか。めんどくさいなあ」「『すす』が付いちゃって洗濯物が干せないよ」(当時はもくもくと煙を上げて走る蒸気機関車です)なんて愚痴が聞こえてきそうです。いや、最初のころは踏切以外にも自由に線路を横切れたのかもしれません。実際のところはどうだったのでしょうか。 

 

 

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