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友中資料室

北平遺跡で土器片を見つけました

出土遺物豊富な南友部の北平遺跡で土器探し

北平遺跡土器

 笠間市立歴史民俗資料館で見た見事な縄文土器が気になり、南友部の北平遺跡を訪ねました。これだけの出土遺物があるなら、畑などの表面に土器片が見られるはずだと思ったからです。結果は下の通り、縄文土器、奈良・平安時代の土師器、須恵器と思われる土器片が、下の地図の1〜4の地点から見つかりました。緑色で囲んだ部分が北平遺跡の範囲です。今回、土器片をよく観察するために持ち帰って洗いましたが、遺物はその場所にあるか、あった場所を記録してこそ価値のある物です。後で拾った場所に戻します。また、拾ったのは手を伸ばして拾える範囲のみです。勝手によその畑に入ってはいけません。

土器片地点1

地点1 聖徳太子の碑の前の畑

土器片地点2地点2 地点1の一段下の畑

土器片地点3

地点3 民家の裏の畑

土器片地点4地点4 新しい道路沿い

北平遺跡地図

北平遺跡

 聖徳太子の碑の前から南西方向を見る

 今回、遺跡地図で示された範囲外からも土器片が拾えました。実際には遺跡の範囲はもう少し広いのかもしれません。いちばん上の写真の遺物が出土した平成4年ではありませんが、平成15年の友部町教育委員会による北平遺跡の発掘調査報告書はこちらの「全国遺跡報告総覧」で見ることができます。地図の赤い斜線の場所が平成15年の発掘場所です。この新しい道路をつくる際に調査したのですね。発掘調査には多額の費用がかかるため、学術調査というのはめったに行われません。発掘調査が行われるのは、道路や建物をつくる何らかの「開発」が行われるときです。開発範囲に遺跡が含まれていた場合、発掘調査をすることが法律で決まっています。

 ところで、北平遺跡の北端に香取神社があります。これについては「香取神社探訪記」を御覧ください。

 

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