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　この度、議会のご同意をいただき令和6年6月24日付で教育長に再任いたしました、小沼公道でございます。

　令和3年4月1日の就任以来、全身全霊で笠間市の子ども達のために、精一杯取り組んでまいりましたが、引き続きこの職責を預かることとなり、その責任の重さに、改めて身の引き締まる思いでございます。

　私は「子ども達に本物をみせる教育」をモットーに、常に現状に疑問をもち、変化を恐れず、果敢に挑戦する教育改革を進め、「いつでも子ども達が輝く教育のまち笠間」の実現に向け、「信頼される学校、応援される教職員」をめざす教育を推進してまいりました。

　教育は学校だけでは完結できません。子ども達を取り巻く家庭、学校、地域社会がお互いに協力してスクラムを組んでこそ、教育を完結することができると信じています。

　家庭は『自己肯定感を養う場所』です。自分は愛されている存在だ、生まれてきてよかったと実感できることで、心が育まれていきます。

　学校は『学力を養う場所』です。学力は、人が人として生きていくための大切な幸せ装置です。

　そして地域社会は『社会性を養う場所』です。様々な人との交わりの中でコミュニケーション能力を身に付け、互いに協力して生きていく力を養う場所となります。子ども達は毎日、この３つの『場所』を通過することで、一人前の人間に育っていきます。

　今後は、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学と、すべてのカテゴリーに勤務した学校教育の経験と、社会教育行政の経験を最大限に生かし、この３つの『場所』を円滑につなげ、将来の笠間市を担う人材の育成に努めてまいりますので、市民の皆様の変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げ、再任のご挨拶とさせていただきます。