統計・調査報告資料等

平成21年度 結果一覧

平成21年度全国学力・学習状況調査 笠間市の状況について

(平成21年4月21日実施)

1 教科に関する調査結果

(1)正答の状況  

  国語 算数・数学
小学校6年 中学校3年 小学校6年 中学校3年
A知識 B活用 A知識 B活用 A知識 B活用 A知識 B活用
18問 10問 33問 11問 18問 13問 33問 15問
笠間市 68.1 51.1 77.8 75.9 76.7 53.2 60.5 57.7
茨城県 68.9 50.7 77.6 75.8 77.1 53.5 60.9 56.6
全国 69.9 50.5 77.0 74.5 78.7 54.8 62.7 56.9

 

平成21年度-正答の状況

(2)国語

小学校

小学校における参加児童数は697人である。小学校では,「話すこと・聞くこと」や「読むこと」など基本的な問題の正答率は高いが,「言語についての知識・理解・技能」の正答率に低い傾向が見られる。漢字の読み書きは,比較的良い正答率を示している。今年度,B問題で全国平均より良い状況にあったことは,小学校での授業改善の成果が現れてきていると考えられる。

中学校

中学校における参加生徒数は752人である。中学校では,今年度もA,B問題とも県・全国平均を上回っている。傾向として,「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」など基本的な問題の正答率は高いが,「言語事項」がやや低い。これは,「国語辞典」を使うといった学習が,授業の中でなかなか取り入れられないことが考えられる。

今回,本市の小中学校では無答数の割合が少なかったことは評価できる。

(3)算数・数学

小学校

小学校における参加児童数は697人である。小学校では,主として知識を問うA問題の正答率が低い。「数量関係」はよいが,「量と測定」に関する問題の正答率が低い。小学校では,「技能」を中心に考えがちであり,いわゆる「読み・書き・そろばん」が基礎基本として重要視されているからであろう。

中学校

中学校における参加生徒数は748人である。今年度,中学校ではB問題で県・全国平均を上回っていることは評価できる。「主として活用」の問題が良かったことで,学校での授業に改善の傾向があったことが分かる。しかしA問題がやや低い状況にあった。このことから,基礎となる知識を定着させることがこれからの課題となっているといえる。

今後,学習指導要領の内容を再確認し,指導しなければならないこと,数学的法則や原理を教師が確実に捉え,指導することが大切である。また,家庭学習の充実など,児童生徒が算数・数学に日常的に取り組む態度の育成が重要である。

2 児童生徒質問紙調査結果

(1)笠間市の小中学生は,近所の人によく挨拶ができる。

平成21年度-(1)笠間市の小中学生は,近所の人によく挨拶ができる-小学校

平成21年度-(1)笠間市の小中学生は,近所の人によく挨拶ができる-中学校

○笠間市の小中学生が全国と比較して良いところ

  • 早寝・早起きが定着している。
  • 学校の決まりを守っている児童生徒が多い。
  • 自分のよいところを自覚している(自尊感情が高い)児童生徒が多い。
  • 学校の図書室や市の図書館を利用している児童生徒が多い。

(2)笠間市の小中学生はテレビやビデオを見たり,聞いたりする時間が長い。

平成21年度-(2)笠間市の小中学生はテレビやビデオを見たり,聞いたりする時間が長い-小学校

平成21年度-(2)笠間市の小中学生はテレビやビデオを見たり,聞いたりする時間が長い-中学校

○笠間市の小中学生が全国と比較して課題となるところ

  • 小学生はテレビゲームをする時間が長い。
  • 小学生は携帯電話の使い方について家の人との約束を守っている割合が低い。
  • 中学生は家で宿題をする割合が低い。