青少年をアルバイト感覚で犯罪に加担させないための対策について
青少年がアルバイト感覚で犯罪に加担する「闇バイト」について
昨今、青少年が目先の利益を手に入れるため、少年が「闇バイト」に安易に応募し、特殊詐欺や強盗等の重大な犯罪に加担してしまうことが大きな社会問題となっています。現在、社会的に「闇バイト」という用語が使用されていますが、これは単なるアルバイトなどではなく犯罪です。これまでに逮捕された者や警察に保護を求めてきた者のうち、10代から20代の若年層が一定数を占めています。
「闇バイト」の募集は、犯罪実行役の募集にほかなりません。その実態は、犯行グループが切り捨て要員の実行役を手広く募集するものであり、これに関わることでどのような危険が及ぶかについて、児童・生徒に伝え続けていく必要があります。
「闇バイト」の危険性について
「高額報酬」・「リスクなしで稼げる」・「書類を受け取るだけ」など、一見好条件に見える内容をうたい文句に、青少年を勧誘し、少年を都合よく利用し犯罪に巻き込むといったケースが増えています。
犯行グループは、「登録にあたり個人情報を教えてください。お金を振り込むために情報を教えてください」などと伝え、入手した個人情報を基に、少年を執拗に脅迫し、恐怖心を植えつけることで、少年が犯罪に加担することを断ったり、犯行グループから離脱したりすることを阻止します。そうして青少年を「捨て駒」として都合よく利用した後、簡単に切り捨てます。
たった一度でも手を染めれば最後には必ず警察に検挙されます。なぜなら、脅し等により、警察に逮捕されるまで使われ続けるからです。関わって得られるものは何もありません。
また、犯罪によって被害者やその家族に一生消えることのない深い傷を与えることとなり、他人の人生も台無しにするものです。
「闇バイト」に関わらないために
「闇バイト」に関わらないようにするために、以下3つのポイントを抑えましょう。
(1) 疑ってみる:怪しい話があったら、まずは疑ってみてください。そして楽をして大金を稼げるアルバイトは存在しないことを心に刻んでください。
(2) 調べてみる:少しでも怪しいと思ったら色々とネットで調べてみましょう。
(3) 相談する :友人や家族、先輩など周りの人に相談してみることをお勧めします。一人で決めない、悩まないが鉄則です。
相談窓口
「闇バイト」については以下相談窓口がございます。もし「闇バイト」を見かけたり、誘われたり、その他不安なことがあれば、ご相談ください。
・警察相談ダイヤル:#9110
・少年相談コーナー:029-231-0900
・笠間警察署 :0296-73-0110
参考資料
「闇バイト」に関する参考資料は以下のとおりです。
・闇バイト啓発チラシ「10代のみなさん それ、「バイト」ではなく、「犯罪」です」
・特殊詐欺加害防止特設サイト「そのアルバイト関わってはダメです」(外部リンク)
関連ファイルダウンロード
- 「10代のみなさん それ、「バイト」ではなく、「犯罪」ですPDF形式/3.77MB

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- 2024年12月18日
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